節税対策を実践する上で、税理士の存在は欠かせません。しかし、「税理士に任せているが節税の提案がほとんどない」「決算のときだけ連絡が来る」という声を経営者から聞くことがよくあります。これは、税理士の活用方法に課題があるケースがほとんどです。
まつうら総研では、税理士は記帳・申告を代行するだけの存在ではなく、経営者の財務パートナーであるべきだと考えています。このページでは、税理士と連携して節税効果を最大化するための考え方と実践法を解説します。
税理士に節税を相談するメリット
最新の税制情報を活用できる
税制は毎年改正されます。中小企業向けの税額控除・特別償却・補助金との関係など、経営者が個人で追いかけるには情報量が多すぎます。税理士は税制改正の最新情報を常にキャッチアップしており、自社に適用できる優遇措置を見逃さずに活用するためのアドバイスを提供できます。
特に、研究開発税制・設備投資減税・雇用促進税制など、要件を満たしていれば大きな節税になる制度は、税理士なしでは発見しにくいものが多くあります。
税務リスクを回避できる
自己流の節税はグレーゾーンに踏み込むリスクがあります。「これは経費になるはず」と思っていた支出が税務調査で否認されるケースも少なくありません。税理士は節税手法の適法性を判断し、税務調査で説明できる根拠を整えた上で節税策を実行することができます。
節税の効果だけでなく、税務リスクとのバランスを見極めた判断が、税理士活用の最大のメリットのひとつです。
経営判断の質が上がる
税理士と定期的にコミュニケーションを取ることで、「この投資をした場合の税効果はどうか」「役員報酬を変更するとトータルの税負担はどう変わるか」といった意思決定をデータに基づいて行えるようになります。財務シミュレーションを活用した経営判断は、節税効果の最大化と経営の安定化を同時に実現します。
節税提案を引き出すための税理士との付き合い方
定期的な面談の場を設ける
税理士から積極的な節税提案が出てこない最大の理由は、情報不足です。会社の現状・将来計画・経営者の個人的な財務状況を税理士が把握していなければ、的確な提案はできません。月1回あるいは四半期に1回、定期的な面談の機会を設けることで、税理士が会社の実態を深く理解できるようになります。
面談では試算表の確認だけでなく、「来期の利益見通しはどうか」「近い将来の設備投資・採用計画はあるか」「経営者個人の生活費・財産状況に変化はあるか」といった情報を共有することが大切です。
節税を「お願い」する姿勢を持つ
税理士は守りの専門家であり、リスクを取った積極的な提案をしづらい立場にもあります。「節税を積極的にやりたい」という意思を明示した上で相談することで、税理士も具体的な提案をしやすくなります。「今期の利益はいくらを目標に節税したいか」「キャッシュアウトを最小限に抑えた節税を優先したい」など、希望を具体的に伝えることが重要です。
複数の節税手法を比較検討する
税理士から節税の提案を受けた際は、必ず複数の選択肢を比較するよう求めましょう。たとえば、退職金積立ひとつを取っても、小規模企業共済・法人保険・養老保険・確定拠出年金(iDeCo)・中退共など、多様な手法があります。それぞれのメリット・デメリット・資金拘束期間・税効果の違いを把握した上で選択することが大切です。
良い税理士の見極め方
節税の提案力があるか
税理士を選ぶ際、記帳・申告業務の正確さはもちろん重要ですが、節税の提案力も重要な評価基準です。初回相談で「御社の状況であれば、こういった節税の余地がある」と具体的な話ができる税理士は、節税に積極的に取り組む姿勢があると判断できます。
一方、「節税はリスクがあるから慎重に」という消極的な姿勢の税理士では、節税効果を最大化することが難しい場合があります。
業種・規模の経験値があるか
節税手法の有効性は、業種・規模・取引形態によって大きく異なります。同じ業種の会社を多く担当している税理士は、業界特有の節税手法・税務リスクに精通しており、的確なアドバイスを提供できます。顧問先の業種・規模の実績を確認することも、税理士選びの重要なポイントです。
コミュニケーションの取りやすさ
節税対策は経営の機密情報に深く関わるため、税理士との信頼関係が不可欠です。「聞きたいことを気軽に聞けるか」「レスポンスが早いか」「経営者の言葉で説明してくれるか」といった観点でのコミュニケーション相性も、長期的なパートナーシップを築く上で重要です。
税理士顧問契約で得られる節税の総合効果
申告書の精度と節税の関係
税理士が関与した申告書は、活用できる税務上の特典・控除・損金算入が漏れなく計上される可能性が高まります。税理士なしで申告している会社では、適用できる優遇税制を知らないまま見逃しているケースも少なくありません。顧問契約による申告書の質の向上は、それ自体が節税効果をもたらします。
まつうら総研にご相談ください
まつうら総研では、税務申告にとどまらず、経営者の節税目標と経営計画を踏まえた総合的な節税戦略の立案をサポートしています。「今の税理士に節税提案がない」「もっと積極的な節税をしたい」とお考えの方は、ぜひまつうら総研にご相談ください。
初回相談は無料で承っています。経営者の皆様の税負担最適化に向けて、丁寧にサポートいたします。