会社を経営するうえで、税務と会計は切り離せない重要なテーマです。「税金のことは税理士に任せているから大丈夫」と考える経営者も多いですが、経営者自身が税務・会計の基礎を理解しているかどうかで、経営判断の質が大きく変わります。
例えば、決算書が読めれば自社の財務状況を正確に把握でき、銀行との交渉や資金調達の場面で大きな強みになります。消費税やインボイス制度の仕組みを理解していれば、取引先との価格交渉や請求書の管理を適切に行えます。法人税の基本を押さえていれば、節税の機会を見逃さず、税理士との打ち合わせも実りあるものになります。
まつうら総研は、財務トレーナー・経営コンサルタントとして多くの中小企業・スタートアップの経営支援を行ってきました。その経験から痛感するのは、「会計・税務の知識がある経営者ほど、会社を長期的に安定させている」という事実です。数字に強い経営者は、良いときも悪いときも冷静に現状を分析し、適切な打ち手を選択できます。
このページでは、税務・会計に関する25のテーマを体系的に解説します。初めて会社を設立した方から、ある程度経営経験を積んだ方まで、それぞれのレベルに合わせた情報を提供しています。「税務とは何か」という入門的な内容から、「税務調査で指摘されやすいポイント」「電子帳簿保存法への対応」といった実践的なテーマまで幅広くカバーしています。
また、会計ソフトやクラウド会計の活用方法、経理業務の内製化や外注化についても解説しています。業務効率を高めながら正確な財務管理を実現するためのヒントを、現場目線でお伝えします。
税務・会計は「難しいもの」「専門家に任せるもの」というイメージがあるかもしれません。しかし、基礎的な知識を身につけることは、経営者として非常に重要な投資です。このページをきっかけに、税務・会計への理解を深め、自社の経営力強化につなげていただければ幸いです。
各テーマの詳細記事では、専門用語をできる限りわかりやすく解説し、実際の経営場面での活用方法まで踏み込んで説明しています。どの記事も単独で読んで理解できるよう構成されていますが、体系的に学びたい方は上から順に読み進めることをおすすめします。まつうら総研では、個別のご相談にも対応しておりますので、気になる点があればお気軽にお問い合わせください。
税務・会計の基本を理解する
税務とは何かを初心者向けに解説
税務とは、国や地方自治体に対して適切に税金を計算・申告・納付するための一連の業務です。法人税・消費税・住民税など種類も多く、初めての経営者には複雑に見えます。税務の基本的な概念と、経営者が押さえておくべき最低限の知識を解説します。
税務とは何かを初心者向けに解説
会計と税務の違い
「会計」と「税務」は混同されがちですが、目的も方法も異なります。会計は会社の財政状態や経営成績を正確に記録・報告するもの、税務は税法に従って適正な納税を行うものです。両者の違いを理解することで、経理業務全体の見通しが立ちます。
会計と税務の違い
決算とは何か
決算とは、一定期間の会社の財務状況をまとめる作業です。年に一度の本決算のほか、月次決算を行う企業も増えています。決算の目的・流れ・必要な書類について、経営者がゼロから理解できるよう丁寧に解説します。
決算とは何か
決算書の読み方
決算書(財務諸表)は、会社の健康診断書ともいえる重要な資料です。損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書の3つを基本として、数字の意味と読み方を解説します。銀行や投資家との対話にも役立つ実践的な内容です。
決算書の読み方財務諸表を読む力を身につける
損益計算書の見方
損益計算書(P/L)は、会社が一定期間にどれだけ稼ぎ、どれだけ費用を使ったかを示す書類です。売上総利益・営業利益・経常利益・当期純利益の4つの利益の意味と、それぞれが経営判断にどう活きるかを解説します。
損益計算書の見方
貸借対照表の見方
貸借対照表(B/S)は、会社の財産と負債のバランスを示す書類です。自己資本比率・流動比率・固定比率など、重要な財務指標の見方と判断基準を解説します。自社の財務健全性を数字で把握するための基礎知識です。
貸借対照表の見方
キャッシュフロー計算書とは
利益が出ているのに資金繰りが苦しい「黒字倒産」は珍しくありません。キャッシュフロー計算書を読むことで、会社のお金の流れを把握できます。営業・投資・財務の3つのキャッシュフローの意味と分析方法を解説します。
キャッシュフロー計算書とは主要な税金の仕組みを知る
法人税の基本
法人税は会社の利益に対して課される税金で、経営者が最も気にする税金の一つです。課税所得の計算方法・税率・申告・納付のスケジュールなど、法人税の基本的な仕組みをわかりやすく解説します。適切な節税対策の前提知識として欠かせない内容です。
法人税の基本
消費税の仕組み
消費税は売上に応じて納付義務が生じる税金で、課税事業者と免税事業者の違いも重要なポイントです。仕入税額控除・納税義務の判定・申告方法など、経営者が知っておくべき消費税の基本を体系的に解説します。
消費税の仕組み
インボイス制度の解説
2023年10月から始まったインボイス制度(適格請求書等保存方式)は、多くの事業者に影響を与えています。登録事業者番号の取得・対応した請求書の発行・仕入税額控除の要件など、実務で押さえるべきポイントを詳しく解説します。
インボイス制度の解説申告・帳簿管理の実務知識
青色申告と白色申告の違い
個人事業主や法人が確定申告・決算申告をする際に選択できる青色申告と白色申告。青色申告は記帳義務が厳しい反面、青色申告特別控除や純損失の繰越など多くのメリットがあります。どちらを選ぶべきかを詳しく解説します。
青色申告と白色申告の違い
帳簿の付け方
正確な帳簿管理は、税務申告・資金繰り管理・経営判断の基礎です。仕訳の基本・主要な勘定科目の使い方・帳簿の種類と保存期間など、帳簿付けの基本を実例を交えて解説します。会計ソフトを使う際にも役立つ知識です。
帳簿の付け方
領収書の保存ルール
領収書は税務調査でも必ず確認される重要書類です。保存期間・紛失した場合の対処法・電子保存の要件など、領収書管理のルールを解説します。適切な管理ができていないと、経費否認のリスクがあるため注意が必要です。
領収書の保存ルール
電子帳簿保存法とは
2022年の改正で注目を集めた電子帳簿保存法。電子取引データの保存義務化など、経営者・経理担当者が対応すべき内容が多くあります。電子帳簿保存法の基本と実務対応のポイントをわかりやすくまとめました。
電子帳簿保存法とは会計ツールと経理体制を整える
会計ソフトの選び方
会計ソフトを適切に選ぶことで、経理業務の効率が大きく変わります。インストール型・クラウド型の違い、主要ソフトの比較、選定のポイントを解説します。会社の規模・業種・経理担当者のスキルに合わせた選び方を紹介します。
会計ソフトの選び方
クラウド会計のメリット
freee・マネーフォワードクラウド・弥生会計オンラインなど、クラウド会計サービスが普及しています。銀行口座・クレジットカードとの自動連携・リアルタイム確認・テレワーク対応など、クラウド会計ならではのメリットを解説します。
クラウド会計のメリット
経理を自社でやる方法
小規模な会社では、経理を自社で内製化することでコストを抑えられます。しかし、専門知識不足による申告ミスや税務リスクも伴います。経理の内製化を成功させるためのポイントと、必要な知識・ツールについて解説します。
経理を自社でやる方法
経理代行とは何か
経理代行サービスを活用することで、経理業務をアウトソーシングし、本業に集中できます。どこまでの業務を任せられるか・費用の相場・税理士への依頼との違いなど、経理代行サービスの実態をわかりやすく解説します。
経理代行とは何か税務調査と経費管理
税務調査とは何か
税務調査とは、税務署の職員が会社の帳簿・書類を確認し、申告内容の正確性を調べる手続きです。調査の種類・流れ・事前準備・当日の対応方法など、税務調査への備えに必要な情報を詳しく解説します。
税務調査とは何か
税務調査で指摘されやすいポイント
税務調査では、役員報酬・交際費・経費の家事按分・人件費など、特定の項目が繰り返し指摘されます。指摘を受けやすいポイントと、事前に整備しておくべき証拠書類・記録の管理方法について解説します。
税務調査で指摘されやすいポイント
減価償却とは
機械・車両・建物などの固定資産は、購入時に全額費用にするのではなく、使用期間にわたって少しずつ費用化します。これが減価償却です。定額法・定率法の違い・耐用年数・節税への活用方法などを解説します。
減価償却とは
経費になるもの・ならないもの
何が経費として認められ、何が認められないのかは、経営者の関心事の上位に挙げられます。税法上の判断基準・よく問題になる支出の事例・家事按分の考え方など、経費の正しい理解を促す内容を解説します。
経費になるもの・ならないもの
交際費の扱い
接待・贈答・会食などにかかる交際費は、税法上の取り扱いが複雑です。損金算入の限度額・1人5,000円基準の廃止・飲食費と交際費の区別など、経営者が誤りやすいポイントを整理して解説します。
交際費の扱い
福利厚生費とは
福利厚生費は従業員のために支出する費用で、適切に活用すれば節税にもなります。しかし、役員のみが享受する場合は給与とみなされるケースもあります。福利厚生費として認められる範囲と注意点を具体例を交えて解説します。
福利厚生費とは税理士活用と専門家連携
税理士に依頼するメリット
税理士への依頼は費用がかかりますが、節税効果・ミス防止・経営アドバイスなど多くのメリットがあります。税理士に依頼することで経営者が本業に集中できる環境が整います。税理士選びのポイントと活用方法を詳しく解説します。
税理士に依頼するメリット