銀行融資の受け方

中小企業が銀行から融資を受けるための実践的ガイド

銀行融資の受け方

事業を安定・成長させるためには、銀行融資を上手に活用することが重要です。設備投資・運転資金・事業拡大など、さまざまな資金ニーズに応えてくれる銀行融資は、中小企業にとって最もメジャーな資金調達手段の一つです。

しかし、銀行融資の審査は一般に厳しく、「申請したのに断られた」「どんな準備をすれば良いかわからない」という声も多くあります。このページでは、銀行融資を受けるために知っておくべき基礎知識から、審査通過のための実践的なポイントまでを解説します。

銀行の種類と特徴

都市銀行・メガバンク

三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行などの大手銀行です。全国に店舗があり、大企業との取引を得意としています。中小企業への融資も行いますが、審査基準が厳しく、業績が安定していることが求められます。金利は比較的低い傾向があります。

地方銀行・第二地方銀行

各都道府県に本拠地を置く地域密着型の銀行です。地元の中小企業との取引を重視しており、都市銀行より柔軟な対応が期待できます。地域の経済情報に詳しく、地元企業の融資審査に実績があります。

信用金庫・信用組合

地域の中小企業・個人事業主の相互扶助を目的とした金融機関です。会員制の非営利法人として運営されており、地域の中小企業への融資に積極的です。審査が比較的柔軟で、創業間もない企業でも融資を受けやすい傾向があります。担当者が経営相談にも乗ってくれることが多く、長期的な関係構築に向いています。

銀行融資の種類

証書貸付

金銭消費貸借契約証書を作成し、一定の金額を一括で借り入れ、定期的に分割返済する方法です。設備投資など長期の資金調達に向いています。返済期間は数年〜10年以上に設定できます。

当座貸越(コミットメントライン)

あらかじめ設定した融資枠(当座貸越限度額)の範囲内で、必要なときに自由に借り入れ・返済ができる形式です。運転資金として季節的に資金ニーズが変動する企業に向いています。

手形貸付

約束手形を担保として短期間(3ヶ月〜1年程度)の融資を受ける形式です。短期の運転資金ニーズに対応しています。更新(ロールオーバー)を繰り返すことで実質的に長期間利用するケースも多くあります。

融資審査で評価されるポイント

返済能力(キャッシュフロー)

銀行が最も重視するのは「この会社は融資金を返済できるか」という点です。損益計算書の営業利益・経常利益だけでなく、実際のキャッシュフロー(利益+減価償却費)で返済能力を評価します。年間の返済額がキャッシュフローの範囲内に収まっているかが重要な判断基準です。

財務の健全性

貸借対照表における自己資本比率・借入金残高・流動比率などが評価されます。自己資本比率が高いほど信用力が高く、融資審査に有利です。過去の決算書が3期分必要なことが多く、業績の推移も確認されます。

担保・保証

不動産などの担保や、信用保証協会の保証があると融資審査が通りやすくなります。近年は無担保融資の割合も増えていますが、融資金額が大きい場合は担保を求められることがあります。代表者の個人保証についても確認が必要です。

融資審査を有利に進めるための準備

決算書の内容を改善する

融資申請の前に、決算書の内容を見直すことをお勧めします。不必要な在庫を削減する・回収が遅れている売掛金を回収する・不要な固定資産を売却するなど、貸借対照表の改善につながる施策を実施しておくと評価が上がります。

税金・保険料を滞納しない

税金・社会保険料の未払いがあると、融資審査で大きなマイナス評価を受けます。融資申請前に必ず滞納分を解消しておきましょう。

複数の金融機関と取引する

1行との取引しかない企業よりも、複数の金融機関と取引している企業の方が資金調達の選択肢が広がります。メインバンクとサブバンクの関係を構築しておくことで、融資の交渉力も高まります。

まつうら総研では、銀行融資に向けた財務体質改善のアドバイスや、融資申請書類の作成サポートを行っています。「銀行に断られてしまった」「融資審査に不安がある」という方は、ぜひご相談ください。銀行との交渉を有利に進めるための戦略を一緒に考えます。

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